こんにちは。スタッフのO.Cです。
先日京都に行きました。梅の花がちらほら咲いてとっても良い香りが漂っていました。
少しずつ、春の気配が近づいていますね。うれしい限りです。
さて、毎月行っている職員研修ですが、今月は作業療法士のHさんが担当でした。
「作業療法士って病院でリハビリをしてくれる人じゃないの?」と思ってしまいますが、その限りではありません。放デイでも作業療法士さんはたくさん活躍されています。
今回の研修のテーマは、「作業療法について」でした。内容はざっくり以下の通り。
<研修内容>
・作業療法における「作業」とは、生きる上で必要なこと全部(生活、家事、遊び、仕事…)。
・協調運動について。
・今できることよりもちょっと難しいことを課題に設定する。そのためのアセスメントについて。
・発達障害の子の作業療法士的分析。
・「できないこと」よりも「できること」に目を向けてみる。
ついつい「できないところ」に目がいってしまうのは大人の悪いところですね…。みんな、何かしらできること(できていること・強み)があります。「苦手なこと」に対する「得意なこと」というのもあるはずです。そこをポジティブに評価していくこと、認めていくことが大切です。案外、子ども同士の方がお互いの良いところを分かっていたりします。「○○ちゃんて、作ったりするの上手だね」などと私たちに伝えてくれることもあります。見習わねば。
発達支援を行っていく上で、できるところをいかに応用していくか、という視点が大切です。「見る力」が高いのなら、その力を使って苦手な「聞くこと」をフォローしていこう、とか、「年下の子にやさしくできる」なら、年下の子との関わりからはじめて徐々に同年代の子と関われるように支援したり、とか、そうやって支援の目標や方法を考えていき、支援の幅を広げていくことも必要だと改めて感じました。
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